都内の老舗ホテルに勤務する続力は、招待状の宛名書きを依頼しに書家の遠田薫を訪ね、なぜか副業の手紙の代筆を手伝うことに。あらゆる筆跡を自在に書き分ける遠田と接するうち、続は文字が放つきらめきに魅せられていく。
小説,エッセイ