記憶を失くした少女・宇実が流れ着いたのは、ノロと呼ばれる指導者が統治し、男女が違う言葉を学ぶ島だった。宇実は島の少女・游娜と少年・拓慈と、この島の深い歴史に導かれていき-。『文學界』掲載を単行本化。
作家,日中翻訳者,第165回芥川賞・受賞