周南市立図書館

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「鶴と温泉」(6枚)熊毛町・熊毛町観光協会発行

※ タイトル・説明は原資料に記載されたまま

「鶴百羽 雪後の天に 濤(なみ)うてる  草々子」

 特別天然記念物八代の鶴は毎年シベリアより10月下旬に飛来し翌年3月上旬に帰去する。本洲で見られるのは八代だけで、その数百数十羽その種類としてはナベ鶴で食物としてはモミ、ムギ、ドジョウ、メダカ、カエル等を好んで喰べる。鶴は用心深い鳥で必ず交代で一羽の歩哨を立てて見はっている。

「渾身の 羽ひきしめて 鶴の凍  草々子」

「田に雲に 四温の鶴の 鳴き連るゝ  草々子」

「満天の 霜をつらぬく 鶴の棹  草々子」

「天に鶴 地に温泉(てゆ)人に 寝正月  草々子」

 三丘温泉は厚生省指定の国民保養温泉地で湯量が豊富で泉質がよく、又、附近には島田川の清流がありレジャーには最適の温泉地として名声を広めている。

「鶴来り 鶴去り山河 眠るなし  草々子」

 三丘温泉附近には、この黒岩峡を経るハイキングコースがあり、春はさくら、わらび、つつじ、夏はキャンプ、源氏ホタル、秋は松茸狩り、もみじと数々のものがある。

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