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郷土資料ギャラリー
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中央図書館所蔵書画類
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藤井小陰 柳楊桃花山水図
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縦:143センチメートル 横:33センチメートル 紙本
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作者: 藤井小陰 明治13年(1880)〜昭和16年(1941)
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名は乙五郎(おつごろう)、熊本県生まれ。藤井姓を継ぎ別府(大分県)に移り住んだ。子どもの頃から絵が好きで、いつでも描けるよう硯と筆を持ち歩いていたという。
南画家の田中柏陰が別府に逗留中、乙五郎の画才を認め、防府(山口県)に連れ帰り自分の門弟に加えた。柏陰は酒の席などで自分の代わりに、小陰に絵の続きを描かせたこともあったと伝えられている。
また小陰は、昭和天皇御大典にあたり、「老松長春雙鶴図」一幅を揮毫して献上。それがきっかけで、本城嘉守(当時徳山町長後初代市長)の目にとまり徳山へ招かれた。
徳山では野上町に居住し南宗画研究会を主催、当時、絵を志す人たちが大勢集まった。
また小陰はいろいろな人から乞われて、しばしば京都や九州へ出かけて行き、その地に滞在して筆をふるう生活が多かった。
昭和16年、絵を描くために赴いた別府で急に病にかかり、急ぎ徳山に戻ったが、12月2日、南画に生きたその生涯を閉じた。享年61。
中央図書館には、藤井小陰の作品を数多く所蔵しています。過去には個人展も開催しており、その際にはご子息にもご来館いただきました。
そのなかから、いくつかを紹介しましょう。
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